Column

Tatsuya Mitsumura 光村龍哉『Like A Rolling Stone』 光村龍哉(Vo.&Gt.)が愛する音楽を新旧、洋邦、ジャンル問わずに自由にレビュー!
光村が経験したことのない事に初挑戦した模様をレポートするこれまでのコーナー『Like A Virgin』も不定期でお届けします。

2016.Aug.19 Posted

Esperanza Spalding『Emily’s D+Evolution』

2016年、現時点でこの作品が僕の今年のベストアルバムであります。

特にTr.2「Unconditional Love」は今年一番の名曲。この曲以上の感動に僕はこの先いつ出会えるんだろうか。しばらくかかりそうだ。

エスペランサスポルディング。彼女はベーシスト兼シンガーで、弱冠20歳にしてかの有名音大バークリーの講師として招かれています。ジャズをベースにしながらも多種多様なジャンルを縦横無尽に取り込んで、もはや一口に○○と言い切れない近未来的なポップスを体現してきた希有なアーティスト。

実は3年前にLIVEを観ているんだけれど、その時には大所帯のビッグバンド編成で、古き良きブラックミュージックを感じさせながらも、ものすんごい複雑な展開の曲が目白押しで、LIVEのクライマックスに超絶難しいメロディラインのコール&レスポンスが始まり「こりゃ日本人どころか世界的にも歌える人少ねーよ!」っていう、見た目も声もめちゃくちゃキュートで人なつっこそうなのに、至る所が常人離れしているミュージシャンという印象でした。

今作もそういう意味ではやはりむちゃくちゃ複雑なことをやってるんだけど、彼女のメロディセンスと演奏の気持ちよさが過去作よりも段違いにずば抜けてる。複雑さがちっとも気にならないくらい楽器の数もシンプルでどの曲もスーッと入ってくるし、なんだか素晴らしい映画を観ているような展開に感情が自然と揺さぶられてしまう。

しかも今回のアルバムのLIVEはなんとミュージカル仕立てになっていて(YouTubeに素晴らしい映像が上がっているので興味のある人は是非)、これは是非観たいと思って5月の来日を楽しみにしていたんだが、残念ながら作業が終わらず観に行けず(今年はこのエスペランサの来日とBon Iverの来日を見逃したことが残念2トップ)、観に行った知人はもう絶賛の嵐。

ジャズやソウル、ブラックミュージックのムーヴメントが日本でもわりと若い世代の間で燃え上がりつつある今日この頃、元々そっちが好きな僕としては嬉しい限りなんだが、一つの要素としてジャズを血肉化してこうしたエンターテイメントに昇華する彼女の感覚は、僕らの数十年先を行っている。本当に素晴らしい。打ちのめされた。

2016.Jul.21 Posted

The Stone Roses 『The Stone Roses』

今回からLike A Rolling Stoneと題して、ディスクレビュー的なものを始めようと思う。

愛する音楽を、新旧、洋邦、ジャンル問わず、かなり自分勝手な視点で好き勝手書いていこうと思っているので、このコラムを読んで興味がわいたものがあったら聴いてみてほしい。僕の意見に同調するもよし、異論反論あればご意見してくれてもよし。できるだけ自由な場にしていきたいと思います。



第一回目の今回はいきなりですが「今までのご無礼をどうかお許しください」コーナー(笑)


その作品が、


The Stone Rosesの1st AL「The Stone Roses」


89年にイギリスでリリースされた大ヒットアルバム。



、、、僕はつい最近まで、このストーンローゼズというバンドが大の苦手でした。(爆)


この一度耳にしたら忘れられないクールなバンド名と、数多の音楽誌における「ロック名盤100選」みたいなコーナーに必ずと言っていいほど現れる輪切りのレモンのジャケット。


「自分の音楽観を変えた」なんていうミュージシャンのコメントも多々目にしたし、一体どれだけ素晴らしいんだろう、とバンドマンを志す者として聴いておかなくてはならないと初めて手に取ったのが高校生の頃。


未だに忘れられない第一印象が・・・「思ってたのと全然違う。」(笑)



まず何が違ったかというと、


①バンド名とサウンドのギャップ


まだストーンローゼズを耳にしたことのないあなただったら今一体どんなサウンドを想像しているだろう?

ケツの青い高校生の僕が真っ先に想像してしまったのは、ローリングストーンズとガンズアンドローゼズを足したヘヴィなブルースハードロック。(笑)この時点で既にこのいかにも過ぎるアタマの悪い発想が高校生って感じで泣きたくなってきますが、当時アメリカのThe Black Crowes「Amorica」とか、イギリスでもKula Shaker「K」なんかに痺れまくっていたので、その辺りのサウンドを期待していたんでしょうね。いざ蓋を開けてみれば、歌は美メロ系だし、ギターはハードというには程遠いキュートな雰囲気だし、スカボロフェア(イギリスの民謡)あるし。(笑)「なんだよ!全然ストーンローゼズじゃねぇじゃんよぉ!」と謎な先入観から勝手に裏切られて、勝手に腹を立てていました。今ではそんな受容能力の低い自分の方がよっぽど腹が立ちます。


そして、


②Vo.イアンブラウンの見た目と歌声のギャップ


イアンブラウンのあのちょい悪な小僧感っちゅうか、サル感っちゅうか、サッカー好きっしょ?って感じ丸出しのあの見た目からは想像できないくらい可愛い歌声がスピーカーから流れてきた時は本当に拍子抜けでした。もうちょっと骨太な感じだったり、ダミ声だったり、ソウルフルなのを想像していたので。これも非常に勝手な先入観ではあるんだが、、、ここに関しては未だに拭えていないかも。(笑)


さらに、


③プライマルスクリームとも違う


ベーシストのマニはストーンローゼズ解散後、プライマルスクリームのベーシストとしても活躍します。ストーンローゼズを聴くより先にプライマルスクリームを聴いていて「XTRMENTR」とかよく聴いてたから、そういう曲もあるのかな、と思いきや、ない。


④ジョンレッキーは大好きなのに


先ほどのKula Shaker「K」や、Radiohead「The Bends」などなど数々の名盤をプロデュースしたジョンレッキーがこのアルバムをプロデュースしています。むしろこのアルバムのヒットがきっかけとなって名プロデューサーになっていったという。にも関わらず、この好きになれない感は何なんだろう。



こうして何の罪もないストーンローゼズというバンドは、僕の偏った先入観によって嫌われ、卑下され、CD棚を温めるCD棚ウォーマーとして存在することとなりました。


しかしその後も2011年にストーンローゼズ再結成で周囲がガヤガヤし始めたり、リマスター盤がリリースされたりするたびに、ひょっとすると、、、と思いCD棚から引っ張って再生ボタンを押してみたりしましたが、それでもやはり上記の印象が拭えず、その都度、僕には縁のないバンドなんだなぁなんて思うのでした。




それがひょんなことから覆ったのがつい数ヶ月前。


デビュー当時僕らのCDジャケットをデザインしてくれていた河原光さんと、ドレスコーズ志磨さんと三人で夜通しレコードを聴きながらダラダラ飲む会というのを開催したのですが、そこでストーンローゼズの話がふと出て、河原さんと志磨さんが妙にハモったシーンがあったんですね。河原さんはストーンローゼズをモチーフにした展示会を近々開催する話をしていて、志磨さんは「ローゼズは謎に2ndから入ったクチなんですー」なんていうことを話していて。音楽の趣味や知識、センスも含めてめちゃくちゃ尊敬している二人がこれだけハモってるっていうことがだんだん悔しくなってきた僕は勇気を出して上記の違和感を二人に正直に話してみたところ、二人から即座に「今から僕らがみっちゃんをストーンローゼズに見事ハメてみせます」と。(笑)


かけてくれたのが、アルバム後半の曲「I Am The Resurrection」。これのアウトロを聴いて痺れないわけがあるまい、と豪語する二人。10年以上にも及ぶ僕の先入観が覆りそうな予感にドキドキしながらアウトロを待っていると、、、突如としてファンキーなジャムセッションが眼前、いや耳前に。


「、、、こんなカッコイイ曲入ってましたっけ?(笑)」


先入観の牙城が崩れていく音がはっきりと聞こえました。



改めて1曲目の「I Wanna Be Adored」から聴いていくと、あのキュートだと思っていたギターの音色や、レニの独特なリズム、そしてイアンブラウンのボーカルやコーラスワークなんかも、ここ数年でようやく好きになったネオアコ以降のエッセンスを取り入れた古き良きイギリスのロックソングのコラージュのように聞こえてきます。



この10年間のモヤモヤは一体なんだったんだろう。


河原さん、志磨さん。僕の稚拙な先入観をぶっ壊してくれてどうもありがとう。。。



次回来日公演があったら迷わずチケット取ります。

そしてステージにメンバーが登場した瞬間におそらく上がるだろう大歓声に紛れて、僕は一人大声でこう叫びます。




「嗚呼ストーンローゼズ!!!この10年間のご無礼をどうかお許しください!!!」


2016.Feb.3 Posted

No.56 ハ・ジ・メ・テ・の『ミニアルバム』

ついに出会った。出会ってしまった。


キレイで広くて設備よしで、いい感じに安い!っていう物件を見つけたので、急いで内見の申し込みをしようと不動産屋さんに問い合わせたところ、

事故物件でした。

大島てるにもばっちり載ってました。

どうりで安いと思ったよ。

事故物件というのは、ワンオーナー挟んだら事故物件ではなくなるらしいです。
不動産屋さんの説明責任がなくなるんだそう。それが理由なのかわかりませんが、定期借家2年という契約条件でした。

僕は霊感とかまったくないし、スピリチュアルなことにも基本あまり没頭できないので、事故物件ごとき気にするものか、と思っていましたが、やはりいざ目の前に現れると少々気持ちの悪いものです。
自分とは一切縁のないところで起こる事故だからなんでしょうね。
縁のある人の死には安心感すらおぼえる場合もありますし。


さて話はがらりと変わって、2月2日は我々NICO Touches the Wallsが2006年にリリースした初の流通盤「Walls Is Beginning」の発売からちょうど10年という日でありました。

当時の念の強さ故か、僕としては聴き直すと少しざわざわした気分になってしまってここ数年ほとんど聴いていない作品ですが、やはりこの作品なしに今の僕らを語ることはできない、原点であることに違いありません。

そこで今回は、当時の思い出を振り返りながら、あのミニアルバムが如何にして完成に至ったかを記していこうと思います。



レコーディング期間は2005年の9月から10月で、作業日数でいうとおよそ2週間弱で完成しました。
レコーディング一週間、ミックス一週間、といったバランスで、1曲につき2日強のタイム感で制作していたということになります。

今の僕らのレコーディングのタイム感と比較すると少々タイト目。
今はオケ1日弱、別日に歌およびコーラス、ミックス1日という3日制が基本なので。

作業は主にサウンドクルースタジオで行いました。
流通センターという倉庫街の中に存在していたスタジオで、今も存在はしますが最近引っ越しをして、僕らがこの作品をレコーディングしたスタジオはもう存在していません。
こうして振り返ると少々切なさがこみ上げてきますね。


当時の僕のブログにも記してありますが、この作品のコンセプトは「LIVEにおけるその時点での鉄板曲をLIVEの雰囲気そのままに荒々しくコンパイル」するという、ロックバンドの初流通盤にありがちなものでした。今でこそ再現不可能な自分たちの財産としてそういう作品を残すことができてよかったなと思えますけど、フルアルバム至上主義の当時の僕(今もそう)はとにかくそのコンセプトに反対をしていました。
「ミニアルバムなんてダサい!12~13曲入りのフルアルバムをレコーディングさせてくれ。」マネージャーに何度頼み込んだことか。

しかしレコーディングの費用はとても自分たちで払える状況ではなく、事務所に負担してもらうしかなかったし、流通までの仕組み(たとえばどうプロモーションするか、どうやってCD屋さんに入荷してもらうか)というものをまったくわかっていなかったので、レコーディングのスケジュールからスタッフィングまでまずは一度マネージャーに一任をして、僕はその中でやりたいことを徹底的にやってみる、というように頭を切り換えて臨みました。


「TAXI」「行方」「プレイヤ」「image training」というLIVEでのスタメン的楽曲4曲に「病気」「雨のブルース」という僕が高校生の頃に書いていた楽曲を2曲加えて、自分たちの新旧問わない雑食ロック的な引き出しの幅をまずは見せていこうという選曲がまず最初に決まりました。

この時点で「梨の花」や「武家諸法度」「那由他」ほか諸々なんてのもストックとしてはあったので「全部録りましょうよ」なんて提案もしたんですけど、「いきなり全部出すのはもったいないよ」とマネージャーに言われ次作以降へ見送ることに。
結果としてこのあと青盤、赤盤とファンの間で言われることになる「runova handover」との絶妙なコントラストがつくことになったので、今ではマネージャーにあのときの俺を止めてくれたことを感謝しています。(笑)


レコーディング自体は、この流通盤を出す前にライヴハウス限定でCDーRを作った際(こっちはかなりタイトなレコーディング)に経験していたので、今回はじっくりやれるなあと夢が広がっていました。
機材選びから、サウンドの方向性、録音方法まで、今では「なんでこんなことをいきなりやったんだ」というような手法をつぎつぎに試していくのでした。
まあ若気の至りというやつですね。

まず僕がみんなに課したのは「パンチイン禁止」。
ロックバンドのスリルとLIVE感を製品化するために、誰かが間違えたり、誰かがぬるい演奏をした瞬間があったら、アタマから全員でやり直し。

僕がOKを出すまで続くので、かなりのテイク数を重ねました。
LIVEでやりあげていた「TAXI」ですら30テイクは少なくとも録音したと思います。
そんなにテイク数を重ねたら、ギターの弦は鳴らなくなるし、よかった瞬間も絶対あったはずなのに、1つのミスでそれをすべて水に流す。
いまそんなことやったら暴挙以外の何ものでもありません。(笑)

そしてこれは次作まで続きますが「クリック禁止」。
ガイドとなるテンポをヘッドフォンで聴きながら録音するのが今では基本ですが、そんなもの昔のロックバンドはやっちゃいないんだ、とこれも頑なに禁止しました。
LIVE感をコンセプトにするなら、LIVEでクリック聴いてやることなんてないんだし、必要ないだろうと。なのでテンポのアップダウンがインディーズ時代の音源で多少なりあるのは、それが原因です。
これが追々ものすごく大変な事態を招くことになるんですが、、、、。

「Beginning」でしかやっていないことがいくつかあります。

ひとつが「行方」のドラムをレコーディングする際に、バスドラムを前後に2台並べて土管状にして録ったこと。バカですね。(笑)
長い響きのキックをイメージしていたので、バスドラム1台じゃ音が短いと思い「対馬くん、もう1台バスドラム借りてきてそれ繋げて録りたいんだけどいい?」「う、、、うん。」対馬くんはあまりよくわかっていませんでしたが、僕の言われるがままにドラムをセッティングさせられ、「これだよ!これ!」と歓喜している僕を引きつった表情で彼(はじめスタッフ全員)は見ていました。今思えば、LIVEのリアリティはどこへいったんだ、と。皆そう思ってたんだろうなあ。あはは。。。

そして「病気」のアナログレコーディング。
テープに録音したんですね(カセットテープじゃないよ?)。
これは今でもやってよかったと思っていますし、機会があるならまたやりたい。

今はPCを使ったデジタルレコーディングで、何回録っても音は劣化しないし、間違えたところの修正なんかの編集も容易ですが、やはりアナログの味わいはアナログにしか出ません。「病気」の曲のイメージがグランドファンクレイルロードとかアニマルズとか後期ビートルズのようなサウンドだったこともあって、その頃のレコーディング手法みたいなものを本とか買って色々調べて、「ああテープで録るんだ」とか「マイクの本数こんなに少ないんだ」とか、そういうものをすべてエンジニアの方に無理言ってやってもらいました。テープは何度も録音すると音がこもっていくので、「病気」に関しては2テイクで終了。

ものすごい集中力だったもんな。
アナログ録音の証拠として、「病気」の曲アタマにはテープが回り出す「きゅるるん」という音から入っています。


さてクリック禁止がちょっとばかし痛手になった事態が起こりました。

あれはたしかレコーディング3日目でした。
レコーディングが終わっていた「プレイヤ」のドラムの音にどうしても納得いかなかった僕は、対馬くんにドラムの録り直しをお願いしたのです。

プレイ的には問題なかったんですが、もっとダブっぽく低音の効いたドラムにしたかった。
エンジニアさんとも相談をして、ミックスで何とかならないかとお願いをしてみたんですが、録った方がいいだろう、と。
対馬くんもそこには前向きにアグリーしてくれたんですが、いざ録り直し始めてみると、演奏がちっとも合わない。。。
クリックを使っていないから要所要所が全然グルーヴしないのです。これは困った。。。次の曲も録り始めなきゃいけないのに、軽い気持ちで言ってみた「ドラム録り直し」に想像以上に時間がかかってしまいました。

案の定マネージャーに怒られ、もうここまで!といわれたところで終了。
その後、ミックスで徹底的に粘るんですが、それも朝方4時とか5時くらいまで延々とやってしまい、かなり怒られた記憶があります。
「runova handover」がパンキッシュなロックテイストに傾いた理由のひとつは、今思えばこの事件があったからだと思います。
つぎはもっとシンプルにやろう、と。


歌録りも大変でした。
エンジニアの方が用意してくれたマイクがことごとく僕的にしっくりこず、最終的に僕がこれだと思ったRE20というマイクが、今ではとてもじゃないけど本チャンで使わないようなクセのあるマイクで、しかも歌もヘタくそなわりに上手くいくまで何10テイクもフルコーラスやるので、歌録り終わるたびに声がガラガラになってたな。
「行方」とか当時まだ音域的にきつくて、半分悔し涙流しながら歌ってたもんな。(笑)

そんなレコーディングを経て、ミックスも終了し、その後は僕の地元浦安にて初めてのちゃんとしたアー写を撮影してもらい、ジャケットデザイナーの河原光さんには出来上がったジャケットの確認をわざわざLIVE会場の、、、あれはたしか宇都宮?まで来てもらい(こんなことができる時代だったんですね)、ビクターのマスタリングスタジオで憧れの小鐵さんにマスタリングをしてもらい、こうして初の僕らのCD「Walls Is Beginning」は完成したのです。


リリースされたちょうど10年前、初週の売り上げは3000枚ちょっとでした。

右も左もわからないくせに、プライドと知識だけは生意気にも少しあって、それなりにCDリリースに至るまでも紆余曲折あったから、このデビューを機にすべてが華々しく報われるんだとばかり思ってた僕たちには、正直いってなかなかに物足りない数字ではありました。
現実を見せつけられたと言いますか。

でもまだまだこんなもんじゃないんだぞ。これは、あくまでミニアルバムなんだぞ!と。


悔しさを胸に僕たちは次作へ進んでいくのです。


10年後の今「まだまだ負けられない」なんて歌っている僕は、相も変わらず悔しさが原動力になって音楽と向き合っているのかもしれません。

けれども、そこから一歩先にようやく踏み込もうという気持ちで作れたのが『勇気も愛もないなんて』なんです。

バンド始まって以来もっとも明らかな変化が起こったアルバムだと思います。

ああ、、、早くみんなに聴いてもらいたい。最新形、今しばらくお待ちください。

僕らがずっとあなたに届けるべきだった音楽です。

2016.Jan.6 Posted

No.55 ハ・ジ・メ・テ・の『ペヤングにんにくMAX』

新年明けましておめでとうございます。

今年も盛りのサルの如く初体験を重ねて参りたいと思います。申年だけに。


さて武道館も目前ですが、新年早々6年ほど使っていた僕の自宅のiMacがご臨終いたしました。

復元作業になかなか手間取り、武道館リハの合間を縫ってやっと先ほど完了。

アップル製品にかなり手を焼くことになってしまった年末年始となりました。

以上愚痴。


そんな僕のタフな年末年始を支えてくれた相棒がこちら。




ペヤングやきそば

まわりの人が、、、、にんにくMAX!!!




スタッフが夜食用に購入していたものを一食拝借させてもらいました。




「まわりの人に迷惑がかかります。

喫食の歳は一人でお召し上がりください。

エチケットは守りましょう」


ってでっかく印刷するなんて、いったいどんだけMAXなのよ、と。


そのスタッフ曰く、会社のフロア中がにんにくの香りに染まるほどだったそう。

早速作ってみました。

中を開けると、かやくにソース、という至って普通のカップ焼きそばといったアイテムが登場。


しかし、



ソースの色がすでにソースじゃない。


かやくを開けてみても、




中身、ほぼにんにく。(笑)



これは、たしかに気合いの入り方が尋常じゃないかも。


熱湯3分。


湯を切って、ソースを開けてかきまぜました。



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2015.Dec.11 Posted

No.54 最初で最後の『3ピースバンド、NICO Touches the Walls』の記録

この一ヶ月のハ・ジ・メ・テといえばこれ以外やはり思いつきません。


皆さんご存知の通り、古村が右手骨折のため年内のLIVE活動が不可能になってしまいました。

初の大阪城ホールワンマンを延期、そして年末のCDJをキャンセルと、かなり重要なタイミングにおいて「畜生古村、やってくれたな、、、」というのが僕も正直なところで。(苦笑)

しかし起こってしまったことはもうどうしようもない。
4人もいるのに1人でも欠けたら機能しなくなる。
バンドというのは時にものすごく脆い存在です。

けど、 こういう時だからこそ力を出し合って、この壁にきちんと向き合おうって思い合えるのは、これまた4人いるバンドだからできることなのかもしれません。

現実的なことから根本的なことまで久しぶりにこんなにコン詰めて話をした気がします。


そんな中、目前に迫っていた1125。開催するか、はたまた中止にするか。
開催するならどういう風に開催するのか。議論になりました。

僕は最初、正直どういう気持ちでステージに立って歌ったらいいのかわからなかったから、ものすごく迷った。

たぶんその時点では7割がた中止にしようと思ってました。

フルくんがいないのに、当初の予定通り東京大阪とステージに立って、いつもの調子でステージに立って歌うなんてぶっちゃけテンション迷子になるし、1125は僕らにとって年に一度のお祭りだから、今年は特にチケットの枚数は少なかったんだけど、会場に来られない人も一日楽しめるようにLIVEの生配信、東京大阪の移動中とか楽屋なんかもぜんぶ生中継する準備もしていて、今年はLIVEだけじゃなくて一日かけてお祭りにしたかったから、企画者としてとてもそういう気分になっている場合じゃない感がすごくて。

ただ、やっぱり今の僕らにはお客さんがいて。
「1125だ!絶対に観に行かなきゃ!」ってチケットとろうとしてくれる人がものすごくたくさんいて。

1125やり始めた2009年なんて品川ステラボールって2000人近く入るところでシークレットライヴだったってのもあったんだけど、ぶっちゃけ1400人ちょいしか入らなかったんだから。
それが今や1万近く応募があるわけで。
1125ってただの語呂合わせだけで始めた謎の一日に、だよ。(笑)
その人たちの気持 ち考えたら、やっぱりステージに立ってその人たちの目の前で伝えるべきこと、あるよなって思った。
こんな状況だけど。

しかも今回は、東京大阪の初ワンマンライヴの会場。僕らの原点です。
そこから数ヶ月後にはその何倍もの人が集まる武道館と城ホールのステージに立とうとしてる、ここから僕ら始まったんだってやっぱりどうしても伝えなくちゃ。
1人欠けたステージだけど、4人のその思いを伝える機会はやはり今年の1125しかない。

議論は煮詰まり、当初のお祭りとしての一日はそこで諦めることにしました。
ただチケットを取ってくれた人たちに、当初この日に伝えたかった思いを、そして期待してくれた年に一度の特別なLIVEとしての楽しさを、ステージからきちんと伝えよう。
そう決意し、3人でLIVEを行うことを決めたのです。

フルくんの欠けた分は僕がギターを弾いて、ドラムとベースがそれによって欠けた僕の隙間を埋める。
僕らの楽曲でそれが成立する曲がどれだけあるか、果たして それを残された時間で会得する技術がそもそも僕らに備わっているのか(笑)、不安要素はもうあげたらキリなかったけど、1からバンドをやり始めるつもりで、我々の3ピースバンド生活はスタートしました。



まずやりはじめたこと、



ランニング。(笑)



3ピースバンドたるもの、やはり個々の骨太な存在感が必要だ!ということで、体力作りからまずスタート。(笑)

形から入るの大事ってことで各々ランニングウェアを購入。
スタジオ開始前の1時間をランニング時間にあてました。

心なしかリズムがどっしりしたような。
多少の効果はあったように感じました。


そしてそこからセッションを重ねながらセットリスト決め。


東阪ともにそれぞれの初ワンマンLIVEのセットリストの中の曲から、徐々に現在の新しい曲へとグラデーションを描くセットリストをイメージしていたので、それぞれその中からまずはぶっきらぼうにやりたい曲をあげていく。

「TAXIだ」「アボガドだ」「いや行方だ」「雲空だ」と懐かしい曲は当時を思い出しながら、

「BUNGYだ」「天地?やれんの?」「渦はやりたい」「んーでもバイシクルも」と、当時存在していなかった曲たちは感覚的にやれるものもあれば、どう足掻いても納得いく形にならない、、、とうぅうぅ唸ったりしながら。

それでも現実的に曲数が足りなくて、本来予定していた各1時間半の公演時間を満たすために、3人でできそうな曲をかたっぱしからセッションしてレパートリーを増やしていきました。

あらかたセットリストの骨組みができあがったところで、僕は楽器および機材を1から見直しました。

ギター、アンプ、エフェクター類。
3ピースで成立する存在感のある音になるようにという部分と、歌いながら弾いて一番ストレスのないものを、これまた僕の持っている楽器機材をフル動員してチョイス。

プラスアルファ、今回は東京大阪公演を一日で行うために機材はすべて手持ちで移動だったので、アンプやドラム等の大きい機材は持ち運びできません。
因って、ライヴハウスでお借りできるようなスタンダードな機材でのセッティングというのも条件でした。

本当にバンド組み立て、ライヴハウス出始め、みたいな環境がいちいち懐かしくて。(笑)当時はお金もないから機材もそんなにいいもの買えなかったし、音作りの善し悪しなんてのもまったくわかってなかったからめちゃめちゃやってたんだよなあ。
けど今は経験も積んでバランスのいい音みたいなのがわりと論理的に作れたりとかして、僕もちょっとは成長できてるんだなあなんてことを無性に実感してしまいました。

ギターはいろいろ試した結果、自宅用に使っているフェンダーUSAのストラトキャスターをチョイス。最近使っているテレキャスターとかとちおとめなんかも試したんだけど、どうもやっぱりじゃじゃ馬で。ストラトって音も伸びるし、それなのにリズムギターも軽やかに弾けるから本当によくできたギターなんだってこ とをひしひし実感。

4ピースに戻ったらフルくんの爆音ギターに埋もれちゃうのでたぶん今回だけの登場でしょうけど。。。(笑)

そこまで決まったら、あとはひたすら毎日3人で練習!

アレンジが体に入って無心になって演奏できるまで。


あと、どうせやるなら、「1人欠けたらこんなもんだよねー」なんてなめられないクオリティまで持って行くために!!!(笑)


もし9年前の僕らのLIVEを観てるライヴハウスのスタッフさんなんかがいて、「やー全然成長してないじゃん。一から出直せば。」なんてだめ出しされたときにはもう9年どころか9万年分へこむだろうし。(笑)
後悔しても「次回そこ修正して、、、」なんてことも許されない一回限りのLIVE。そこは武道館バンドのプライドとして絶対的なクオリティは超えねばならんと。(笑)

3人の中での日々の合い言葉は「LIVE終わったあと、楽屋で苦笑いだけは絶対にしない!」でした(笑)


いつも4人で練習するときに使っている13畳くらいのスタジオも、1人分の音と機材が減っただけなのに妙に広く感じて。
その隙間を埋めていったり、逆にその隙間を楽しんだりするようになるにはなかなか時間がかかりました。

今まで4人だと見えなかったお互いの変なクセとかが見えてきたり、単純にいつもはサラッと「ギターソロだー」なんてやってたところが上手くいかないだけでものすごくストレスがたまったり。
もうなんかいろいろアタマきちゃって練習終わったあと スタジオが閉店するまでロビーで3人で話しこんでたら店員さんに「すんませんそろそろー、、、」なんて言われてケンカとめられる日もあったり。(笑)

10年以上やっていることを今回もやっているだけなのに、奇しくもバンドの状態まで原点に返っているような、その感覚は本当に不思議で、こうなったことに対して変な必然性まで感じてしまったのでした。

練習を重ねていく中でセットリストは多少変化し、本番2日前の23日にセットリスト確定、本番前日24日18時まで練習は続きました。

なかなか歯ごたえのある演奏にはなってきたんじゃないかと。



そして迎えた11月25日本番当日。



今年の1125も天気は雨。
例年通りと申しましょうか。




初ワンマンのあの日以来、9年ぶりに下北沢251に入場。

こんな不義理ものにも関わらず、朝早くからたくさんスタッフさんが集まってくれて、

↑こういうのも本当にうれしいよね。




朝10時だったからまだ声とか寝起きだったけど、順調にサウンドチェック完了。

練習の成果もいい感じに出ていて、あとは本番アタマ真っ白にして、目の前のお客さんに伝えるべきものを伝えるだけ。

いつも以上に本番前の楽屋はリラックスした雰囲気だった気がしました。




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2015.Nov.11 Posted

No.53 ハ・ジ・メ・テ・の・『画面割れ~明日は我が身~』

つい先日僕がiPhoneを交換修理したことをこのコラム読者の皆さんはご存知でしょう。

保証が切れてからの故障だったためにまるっと実費で支払う羽目になったことも。

しかし修理代に関しては、ケータイ会社の「あんしんぱっく」的な名前の保険に入っていたために2割負担で済むことになったのでそこは本当に一安心。


したのもつかの間。


その一週間後、




打ち合わせに向かう道の途中で、落としてしまいました。。。。


ケータイ会社の保険は、一度使うと半年間は保証がきかないので気をつけて、とケータイ会社の人に言われていた矢先でした。


悲しい。(泣)


アンチiPhoneケース派(理由:でかくなる、重い、そもそもださい)の僕は、過去に何度もiPhoneを落としたことがありますが、画面が割れたことは一度もなく、用心深くケースで保護している人を非常に馬鹿にしておりました。


なんなら実際に画面割れを起こしている人を見つけるやいなや、ものを大事にしないがさつな性格の人だ、くらいに言っていました。


そうやって僕に邪険に扱われたぞという心当たりがおありの皆さん、


この場を借りて謝罪させてください。(泣)


誠に申し訳ありませんでした!


どうぞ私のことを、ものを大事にしないがさつな性格だ、と好きなだけガッハガッハ笑っていただきたい!!!


翌日、今度こそ実費かかって修理。。。


二度と同じ過ちを犯さないために、、、、


大変目立つオレンジ色のiPhoneケースを購入させていただきました。(泣)


アップルの方曰く、落ちた向きによって割れやすい割れにくいがあるようです。


iPhoneを使っている皆さん、どうか画面割れにご注意ください。


2015.Oct.16 Posted

No.52 『最・近・の・ハ・ジ・メ・テ』

★目が大きくなるプリクラ

先月8日で30歳になった僕ですが、実は20代最終日に20代最初で最後のプリクラを撮りました。

完全に言われるがまま撮影するはめになったわけですが(レイジとかレイジとかレイジの言うままに)。

ビックリするくらい目がでかくなったので載せておきます。




どうやら僕はこのデカ目修正が入りやすい顔のようです。


★スプリング・バレー・ブルワリー東京

ログロード代官山という、もともと東横線の代官山駅から渋谷駅に通じる線路跡を改築して出来上がったモールのようなスペースにでかけてみました。

その中にスプリング・バレー・ブルワリー東京というレストランがあり、そこはなんとレストランの中にビール工房が入っていて、実際にそこで作ったビールを飲めてしまうんです。

ビール好きにはたまらない店であります。

訪れたのが昼間だったしそのあと仕事っていう関係(←内緒ね)で一杯しか飲むことができなかったのですが、一日30杯?だか限定の、注文してその場で生のホップで香りづけを行うビールをチョイス。




かなり大げさな鉄の装置の中にホップの実が入っていて、そこにビールを注入。

ホップの実の香りってのもそこでハ・ジ・メ・テ嗅がせてもらったんですが、柑橘系の爽やかかつ強烈な香りでございました。

さてビールの味の方ですが、これがもうたまらんくらい爽やか!
オレンジでもレモンでもない華やかな柑橘系の香りが鼻を抜けて、ビールの苦味と炭酸の細やかさをしなやかな酸味が接着させます。

(仕事さえなきゃ)無限に飲めるおビールでございました。おすすめです。


★Hiatus Kaiyote初来日




9月26日、ブルーノート東京にて。

僕が2015年No.1バンドだと思っているオーストラリアのバンド「Hiatus Kaiyote」の初来日公演を観に行きました。

8月末にリリースされた2ndアルバム「Choose Your Weapon」が兎に角ひっちゃかめっちゃか過ぎて最高で、LIVEではどういうふうに演奏されるか楽しみにしていたんですが、もお期待通り!
素晴らしい。

アルバム音源とは打って変わって、肉感的なバンド演奏が素晴らしい。

思っている以上にバンドはきちんとジャジーだし、紅一点ヴォーカル、ネイパームの縦横無 尽の歌唱力はもはや民族的とも動物的とも思える。

低音から高音まであまりに自在に行き来するから、さぞかし渋い声の持ち主なんだろうとおもいきや、MCし た時の本当にオンナノコって感じの喋り声には危うくちょっと惚れそうになってしまった、、、。

これからも出来る限り追いかけて行きたい。


★iPhoneの故障

iPhoneを使い始めて早5年。

ハ・ジ・メ・テ・の故障。そしてハ・ジ・メ・テ・の本体交換。

バックアップをきちんととっていたので大事には至らなかったんですが、今のiPhone6にしてちょうど一年。
保証期間が終わった直後の故障だったので、バッチリ修理代とられることに。

初期ロットには気をつけよう。


★アルスラーン戦記のイベント

縁あって過去数々のアニメ作品とタイアップをしていただきました。

僕らの最新作「渦と渦」が「アルスラーン戦記」のオープニング曲としてオンエアされていたのは皆さんご存知かと思いますが、今回ハ・ジ・メ・テ、アニメイベントのゲストとして「渦と渦」を演奏させてもらいました。

普段のライヴイベントと違って、あくまで主役は「アルスラーン戦記」だし、二時間のイベントの大部分を占めるのはアニメでキャラクターの声を演じている声優さんのイベントです。

こういうの人生ハ・ジ・メ・テ参加したわけですが、声優さんの生ドラマあり、バラエティコーナーあり、でめちゃくちゃ盛り沢山なのね。

しかも声優さんたちが みんな見た目カッコいいし、かわいい。(笑)
おしゃべりもなんだかめちゃくちゃテンポよくておもしろいし。
お客さんも大半が女性の方でしたが、こりゃあこういうイベントに人が集まるわけだわ。
と妙に納得してしまいました。

それに比べてLIVEにおいての僕の拙MCなんてのはもう比べるのもおこがましい。、、、悲しくなりました。(笑)

僕ら「渦と渦」一曲だけでしたし、初めましてのお客さん相手でしたけど、きちんと伝わった手応えはありました。

これを縁に、こちらの音楽の世界にもずぶずぶはまってもらえたら何より。

ただし!
おしゃべりにはさほど期待をせず、が条件。(笑)


2015.Sep.17 Posted

No.51 ハ・ジ・メ・テ・の『アイスモンスター』

今年も今年で、記録的な暑さを記録したり、猛烈な雨に連日見舞われたり、日本の夏の過酷さは年々勢いを増しているように感じます。

でもそこでヒーヒー言い出すのは僕は格好悪いと思っている。

人間にとってどんなに不都合で不便な現象が起こったとしても、僕らは大前提この地球という星に生かしてもらっているのだから。
どんなことも受け入れて、適応していかなきゃなりません。

最大限我慢すべし。

だから夏の過酷さの勢いと同じくらい我慢弱い人も増えたんじゃないかなあ。

まあうちのお客さんに限っては、僕がこういう性格だからそういう人は少ないって思ってますけど。(笑)

万が一「あー自分我慢弱いなー」なんて人がいたら、今すぐ、さいとうたかをの「サバイバル」を読むべし!
生きるヒントが盛りだくさんですぞ。

さて。

話はがらりと変わりまして、今年の夏、東京を賑わしたと言えばずばり「アイスモンスター」でしょう。

台湾からやってきたという、新感覚かき氷ショップ。

原宿の1号店は連日オニのような行列で、たかだかかき氷にどうしてこんなに熱くなれるのか端から見ていて不思議で仕方ありませんでした。

(まあ夏が過ぎた頃にちょっとは行列も落ち着くだろう、その頃にぱっと行ってぱっと食って行列の理由を探りに行こう。ライカヴァージン愛読者のためにも!)

なんて思ってたら、つい先日、スタジオへ向かう最中、アイスモンスターの横を通過すると、人っ子一人並んでいないじゃあありませんか。

こんなにもはっきりと思い知らされることになるとは思いませんでした。

夏の終わり、を。(笑)

ということで、今回は「アイスモンスター」を初体験★うふふ。


持ち帰ってスタジオで食べようと思ったら、テイクアウトは不可能なんだそう。

なんでやねん。

まあいいわ。
お店で食べますわ。

しかもかき氷は1人1個マストオーダーだそう。

マンゴーかき氷を注文。

1200円。まじ?

注文してから3分ほどで完成。

ものすんごい山盛りのきました。




二郎好きの僕が言うのもなんですけど、、、、いわせて。

こんなにいらないよ!!!!

ま、でも意を決して、




溶ける前にいただきます。



第一印象。

・普通のかき氷よりネットリした食感。不思議。

・口に入れてちょっとハムハムした感じは、柔らかいデニッシュみたいな感じ。

・とろろ昆布ともいえる。(笑)

・でも後味はやっぱりかき氷。アイスクリームよりくどくないしさっぱり。

・杏仁豆腐みたいなの乗ってるんだけど、これは正直いらない。重い。

・まあでも美味しい。。。5口目までは。(笑)



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2015.Aug.19 Posted

No.50 ハ・ジ・メ・テ・の『D’Angelo』

いやーーーーー。

興奮が醒めやらない。
興奮とやらの暴れん坊が、自分の中に眠る興奮どもを次々に叩き起こして、終わりのない伝言ゲームをおっ始めたかのようだ。

このLike A Virgin(処女航海(公開))も50回という節目を迎えているわけですが、今回のこの初体験は、なんとしてもこの興奮が醒めやらないうちに記録せねば、それこそ「後悔」を伴う。ような気がする。

ので、文章になるか少々自信はないし、ひょっとすると音楽観念的なところに落ち着いて少々説教くさくなってしまうかもしれない。

が、書こう。これも立派な初体験である。

2015年夏、僕はハ・ジ・メ・テ・D’AngeloのLIVEを観た。

ちなみに「D'Angeloって誰やねん」みたいな質問に答える気はここでは一切ない。
悪いけど、僕は興奮している。
そういうググればわかるようなことを君に説明しているうちにこの興奮がちょっとでも逃げてしまうのが惜しい。

大好きなミュージシャンの、最高なLIVEを観たあとで、そのミュージシャンがどういうジャンルの人で、これこれこういうリリースがあったからLIVEやってるんだよね、等々の説明をするのはこういう時は不自然なもの。
わかるよね?

僕の今回の目的は、兎にも角にも、興奮を文字にすること。
それに徹するのであります。

サマーソニックの出演者第一弾発表の時点で「D’Angelo」の文字が躍っていたことにまず驚いた。
本当に来るのかよ!?って。

15年とか平気でアルバム作らない人ですよ?
こんな早いタイミングで出るとかうたっちゃっていいの?って。

でも本当に来た。(笑)

しかも単独公演まで追加するって。

そりゃーー行くでしょ!!
2本とも。

まずはサマーソニック、ファレルも観たかったから、ファレルから幕張に乱入。

ファレル、格好良かった。
まさかのpass the courvoisier。まさかのNERD。まさかのGet Lucky。

D'Angeloあたまっから観ようと思ってたけど、単独公演も行くし、ファレルも楽しかったからファレル最後まで観る。

でファレル終わって、降り始めた雨の中、急いで幕張メッセに移動。

あたま10分くらい欠けたくらいだろうか。
着いた頃には新譜「ブラックメサイア」の曲を演奏中。

おそらく新曲をアタマの方に固めて、あとは往年の曲で駆け抜けるんだろうなあなんて思ってたからちょっと安心。
(これがこのあと思いっきり裏切られるわけだが)

まずは、ステージの上にホンモノのディアンジェロおる!なんてことに当たり前に興奮していたら、そのまま僕が一番大好きな曲「Spanish Joint」のイントロが、、、!

この数年で一番の「きたーーーーーーー!」、叫んでしまいました。

ヤヴァイ、きれっきれ。
CDで聴いていたヴァージョンからさらにアウトロがジャムセッションでもんのすごいことに。

ホーンセクションのキレもものすごいし、従えた三人のバックコーラスとの息の合い方がもう異常にグルーヴィー。

うちもLIVEで三人とかでハモるようになってきたけど、レベルが違う。(笑)
身体の中にながれてるリズムが僕らと黒人ではまるで別物なんだ。ってさんざんメンバーにはあの手この手で説明したけど、これです。これが答えです。ああ、、、メンバーにも観せたかった。

そこから往年の名曲コーナーに突入するかと思ったら、まさかまさかで新曲のオンパレード。

でもこれがもうCDから格段に演奏が発展していて、D'Angeloってレコードだとものすごくミニマムなアレンジでそれもまた最高なんだけど、LIVEだとものすごく肉体的で、ある意味ジャズファンクソウルマナーに則った古典的な見せ方してくるの。

D'Angeloってちゃんとエンターテイナーなんだな。コール&レスポンスにしても、随所のタメにしても、キメにしても、レコードはレコード、LIVEはショーってちゃんと区別してる。

で、 LIVEでそういうルーツを土台にした楽しさをしっかり見せつけられると、レコードのアレンジがいかにウィットに富んでいるか、ということを理解できる し、そのウィットの解釈を確かめるためにまたLIVEが観たくなる、、、、この反芻をリスナーに無限に繰り返させることが出来るミュージシャンがやはり大 物なんだろうな。
改めてそう思わせられた。

D'Angeloという設計主のThe Vanguardというジェットコースターにすっかり翻弄された本編は手品みたいなキメキメセッションで幕を下ろす。

やべーーーーやばすぎるよーーーー泣

ファレル最高だったなあ、もしこれでD’Angeloが万が一グダグダでも後悔はないなあ。

なんてちょっとでも油断した俺を真正面からなんべんもグーでなぐりたいよーーーー!!!!

気づいたら5分くらい渾身の拍手でアンコールを求めている自分がそこにいました。

そしてアンコール。

まず現れた、クリスデイヴらしきドラマー(クリスデイヴでした。一番観たかったドラマー。ラッキー)の聴いたことのないなんだか壮絶なドラムソロから 「Untitled」。
これで終わるのか〜。Voodooを聴きまくってたあの日々、プレイバック。。。たっぷり伸ばしたアウトロの中でひとりひとり退場 していくバンドメンバー。
D’Angeloが最後の一人になって、抜群の一言を残して終了。

いやーーーもう完璧。
ベタだけど完璧!!
これは今のあんたにしかできない芸当だ!

僕の身体の中には未だに「How does it feel〜♪」が鳴り止まない。。。。

そして二日後。今度はお台場ZEPPTOKYO。

サマソニで思いっきり踊って楽しんだから、今日はじっくりPAの横から観ることに。

19時半開演のところ本番直前からPAトラブり始めて、配線組み直したりPC立ち上げ直したりし始める。さすが外人。(笑)

大丈夫か???って開演予定時刻か ら40分くらいおしたところでピノがひょこっとステージに現れてLIVEスタート。

この時点でPAまだもめてる。(笑)
本当に始めて大丈夫なのか??? (笑)

けど音出た瞬間びっくり。
さっきまでの 心配何のその。しかも音でかい。
サマソニの時よりバキバキしてる。

個人的にはサマソニで観た音の方が音に奥行きあって好みだったかなああ。。。
ZEPP じゃちょっと飽和してた。
あんな小箱に収まりきるスケールの音じゃないってことか。(笑)

本編のセットリストはおそらくサマソニと同じ。
見逃したアタマはやっぱり新譜アルバムの1曲目。
案の定だが出だしからビリビリくる。
プリンスかよってくらい登場からかっこつけててかっこいい。

途中からは一度観ているからある程度仕掛けもアレンジもわかっているものの、「Spanish Joint」から再び我を忘れて踊り狂う。(笑)

本編ラストの手品キメセッションもサマソニのときよりさらに自由で、ああこれ本当にアドリブでやってるんだなって答え合わせ。
2本続けて観ていることをとても贅沢に思えた瞬間。

アンコールはサマソニから増えてさらに3曲やってました。
これまたキメキメ。
3曲ともノンストップでつながっちゃうもんだから半端ない。
ディアンジェロもシャウトしっぱなしだし、ジェームスブラウン化してた。
いいぜいいぜ、土臭い。

ラストはサマソニと同じく「Untitled」。
クリスデイヴのドラムソロが今日も良い意味でめちゃくちゃだった。なんだあれ。

曲が、そしてLIVEが、どう終わるか、わかっちゃいるのに、ずっと鳥肌。
終わってもずっと鳥肌。

そんな濃密な12曲、きっちり2時間のエンターテイメントショーが幕を下ろす。

いやーーーーー。最高。

これを超えるLIVEはしばらく観ることないだろうな。

LIVEの真髄は、解放だ。

歌でも、演奏でも、アレンジでも、MCでもなんでもいい。
いかなる手段を用いてでも観ている人の心を解放できるか否かに善し悪しがある。

そのためにはステージの上に立つ人間が心を解放しなければならない。し、そこで見え見えの透け透けになった心がノミみたいなもんだったら観ている人の心ってのはそう簡単に解放できないはずだ。

だから常に、ステージに立つ人は、心を磨き続けなきゃならない。

心って何?

ミュージシャンにとってそれは音楽。

要するに、音楽を磨き続けなきゃならない。

音楽を磨き続けること、それを諦めないことが、観ている人の心を解放することができる唯一のプロセス。

ステージに立つうえで、最低限のルールなのだ。

って格好付けて勢いで書いてみたものの、要は練習、インプット忘れんなよっていう当たり前なこと言ってるんだけど、久々に自分の心を掛け値なしに解き放つことが出来て、改めてそういうことが大事だし間違いないなって思ったのよ。

D’Angelo and The Vanguard!!!

素晴らしい体験をありがとう!!

俺にとって忘れられない、忘れたくない二日間になったよ!!!!


2015.Jul.22 Posted

No.49 ハ・ジ・メ・テ・の『ガストロノミー』

ガストロノミー、まずこの言葉をご存知でしょうか。

日本語で言うと「美食学」なんて訳されるそうです。

僕はね、まったく知りませんでしたよ。(笑)

ざっくり説明すると、料理というものを色んな学問を通して研究することなんだそうですが、

たとえば、科学的に食材を研究することによって、今まで何となく「たまごをお湯で何分かぐつぐつゆでたら、ゆでたまご出来た。食べたら美味かった。」で済ませていたものを、「たまごには○○という性質があるから、○○分で卵白が固まり始め、以下どうのこうの、、、」という風にきちんとした手順を踏むことで確実に美味しいゆでたまごを作ることができますよ、っていう。

それをあらゆる食材や技術等を定義していく、そういう研究全般のことをガストロノミーと呼ぶそうです。

科学だけでなく、「どうしてこの食材を人は美味しいと思うのか」という心理学的なものであったりとか、味覚以外の人間の感覚も含めて研究をしているらしいです。

僕も何となくでしか理解していないので、詳しく知りたい方は検索してみてください。

そんなガストロノミーの概念を根底に営業しているレストランが世界各地にあって、最も有名なお店が、スペインの「エルブリ」というお店。




映画にもなっちゃっています。

美味しい、だけじゃなく、脳がびっくりすることを計算したメニューが中心なので、とにかくものすごい楽しいらしいです。

残念なことにこのお店はもう閉店してしまっているそうですが。

何年か前に知り合いが足を運んでいて、その際もまったく予約が取れず、やっと予約が取れた!と思ったら予約とれたの2年後の席っていうすさまじいレストラン。

そんな「エルブリ」で修行をしていた日本人が最近レストランを日本にオープンしました。

代々木上原にある「セララバアド」と言うお店です。

ガストロノミーを気軽に楽しんでもらいたい、というコンセプトのお店。

料金もリーズナブルで、コース一律6800円。

エルブリとかはもの凄い高いらしいですからね。(最低5万円からとか?)
かなり良心的な値段設定。

このお店もすでにだいぶ予約が取れなくなっているらしいのですが、先日ひょんなながれでワタクシ行ってきちゃいました。

知り合いが何ヶ月前から予約していたみたいなんですけど急な仕事が入って行けなくなってしまったらしく、「あいてたらどう?」ってことで突然行けることに。
いやあ、とんだラッキーですわ。

ラーメンばっか食ってないで、たまにはこういうのも食っとけって、思し召しでしょうか。

珍しく今回はスローフードさせていただきます。

入店後、まず出てきたのが、ポップコーン。


え。


あまりの驚きに写真を撮り忘れちゃったんですけど、

どう見ても、それはポップコーンには見えなくて、5センチくらいの小さいお皿に、透明な風船のようなものがポンッとひとつぶ。

その風船の中にムースのようなものが見えます。

「手でつまんで一口で食べてみてください」とのこと。

食べてみると、、、
確かに味、ポップコーン。(笑)

塩っ気とコーンの甘みが混じった冷たいムースで、それが薄い飴細工で包んでありました。

なるほど、、、こういうことか。と。
いきなりカウンター喰らった感じ。

こういうのが次々繰り広げられるのかと思うと、ワクワクして、動悸。

さて、次から写真あります。




生ハム。

透明のレンゲの上に乗っているのはオリーブオイルのボールだそうです。

生ハムを口に入れたあとに、そのボールを一緒に口に含んで食べて、とのこと。

ボールがプチッと弾けて、口の中で生ハムとの抜群のハーモニーを奏でやがりました。

すげえぜ。




じゅんさいを梅昆布茶で包んだもの。

蓮の葉を両手でもって口の中に滑らせて食べてください、と。

朝露、というメニューだそうです。

素敵。

これもプチッと弾ける系でした。



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